2011年7月12日火曜日

R-styleを読んで、”怒り”について考えてみた



倉下さんの『R-style』を読んで、”怒り”について少し考えてみたのでエントリー。




怒りは、二次的感情



怒りの源泉をたどるとそこには、もう一つの感情があります。

たとえば、カップルでデートの待ち合わせ。
彼女が連絡もなく、平気で15分遅れてくるとします。
すると、彼氏は怒ります。

ここで、問題です。
彼は、どうして怒ったのでしょうか?


彼女が遅れて来たから?


どうして、遅れてきたら怒るのでしょうか?

怒りというのは、二次的感情だと言われています。
この場合、彼氏は怒りを感じた源泉は、”不安”だったのかも知れません。


「俺のこと、どうでもいいって思うてるんちゃうかな。。。」


そんな不安が怒りを発動させたと考えられます。




時間通りに来るのが当たり前



もう一つ、怒りが発動するキーワードがあります。
それは、「当たり前」


時間通りに来るのが当たり前と思っているから、彼氏は怒るのです。

沖縄では、同じことがあったとしても彼氏が怒ることはないでしょう。
(沖縄タイム)


”当たり前”というのは、言い換えれば「ここまでしてくれて当然」という期待値の最低ラインです。


現実<期待値(≒当たり前)


こういう図式になったときに、人は怒りを感じるのだと思います。




例えば、「ちょっと、コンビニに行ってハンターハンターの最新刊を買ってこよう」と思ったとする。車で往復すれば10分ぐらいで済む。ちゃっといって、ちゃっと帰ってくれば、時間のロスは少ないだろう。
そういう気持ちで車に乗り込んで出かけたときに、渋滞に遭遇してしまうと、やっぱり心地よくはないだろう。それがそこそこの混み具合でも、やっぱりイライラの芽は存在する。
「10分で終わる」という予定が大きく狂ってしまうのだから、イライラが起きてもおかしくはない。



上記の場合だと、こんな感じ。


現実 :すごく時間かかる(10分以上) 
期待値:ほとんど時間かからない(10分以内)


10分で済むだろうという期待を大きく裏切られ、10分以上かかる現実とのギャップが怒りを発動させています。



当たり前は、怒り前



よく怒る人は、多くのことに対して”当たり前”と思っているのではないでしょうか。

モンスターペアレントの人だと、”自分の子どもが先生に可愛がられて当たり前”と思っています。
よく怒る上司は、部下が指示通りに動くことを当たり前と思っています。


先ほどのカップルの話に戻ると、付き合う前のときは遅刻しても怒りを感じていなかったかも知れません。

なぜなら、来てくれるだけでうれしかったから。

待っているとき彼氏が感じていた不安は、「来てくれるかな。。。ドタキャンされないかな。。。?」


しかし、来てくれることが当たり前、大事に想ってくれて当たり前。
そう思うようになると、期待値が上がっていき、それと釣り合いが取らないと怒りが湧いて来ます。






怒ることをなくすために






自分は、なぜ怒っているのか源泉をたどってみる

→彼氏の場合だと、彼女にとっては自分はどうでもいい存在と思われていないかという不安がキッカケでした。


火だねを消すために質問をする

→結果には、必ず原因があります。連絡できなかったのは、携帯が壊れていたからかも知れません。もしかしたら、彼女は沖縄タイムを採用していて15分の遅刻などなんとも思っていないのかも知れません。


当たり前と思うことを減らす

→当たり前の反対語は、感謝です。
「してくれて当然」という思考から、「やってくれたら儲けもの」くらいの思考でいたほうがイライラすることもなく、気持ちよくすごせます。




【編集後記】

僕自身、あまり怒ったりしないので
「どうしてだろう」という疑問から考えてみました。
まだまだ書きたいことは、たくさんあるのですが
煩雑になりそうなので出来るだけ短くまとめました。
僕は、怒りを感じる可能性があることに対しては
全て仕組み化して対処出来るようにしています。
また、後日これに関してエントリーします。

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